気候と風土が創り上げた手延べ麺のまち　備中鴨方

手延べ麺のまち「備中鴨方」（岡山県浅口市鴨方町）が麺の産地として発達した理由は、遥照山から涌き出るきれいな水、瀬戸内海の沿岸の塩田で製塩された良質な塩、そして、高梁川流域が小麦の産地で良質な小麦粉が多く収穫ができました。

また岡山県は「晴れの国」と呼ばれるように、気候が良く麺づくりには最適な地だったことがあげられます。

江戸時代の後半からは水車による粉挽きに変わり、麺づくりもますます盛んになりました。

私たちは地域に伝わる手延べ製法を受け継ぎ、新しい技術を取り入れ、美味しい手延べ麺をお届けするため、日々、努力と進化を続けています。

熟成と延ばしを繰り返し生まれる独特の食感！

私たちの手延べ製法の最大の特長は、生地を仕込んでから出来上がるまでに約30時間、職人により熟成と延ばしの作業を休みなく続けていることです。

麺生地は熟成されると延ばすことができます。
麺生地を切らない状態で熟成させ、一定方向に延ばし続けていきます。

職人が延ばしては麺生地を休ませて、また熟成をさせ、また延ばす、という作業を約30時間も休みなく手間暇かけて丹精込めて行っています。

だからこそ私たちの手延べ麺はしっかりとした弾力のあるコシ、もっちりとした食感が特徴で、格別の美味しさを引き出しています。